日本国内における表記の異同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 06:13 UTC 版)
「レフ・ヴァウェンサ」の記事における「日本国内における表記の異同」の解説
前述のように “Wałęsa” を原語の発音に忠実な形でカタカナ転写するならば「ヴァウェンサ」となるが、「連帯」での活動中から今日に至るまで日本の外務省や主だった報道機関各社では「ワレサ議長」「ワレサ大統領」と表記するのが一般的となっている。 原語の発音からかけ離れた「ワレサ」という表記は、ポーランド語本来の綴りである “Wałęsa” が、ダイアクリティカルマークをほとんど用いない英語アルファベットに転写されて “Walesa” となってしまい、これを英語式に発音した「ワレサ」が英語圏経由の報道により日本に伝わり、そのまま定着してしまったものとされる。ポーランド語アルファベットにおいて w は /v/ を、ł は両唇軟口蓋接近音 /w/ を、 ę のオゴネクは鼻母音をそれぞれ表し、英語アルファベットにおける L (l) と E (e) とはそれぞれ字体こそよく似ているものの発音が全く異なる。
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