日本におけるカイロプラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 00:51 UTC 版)
「カイロプラクター」の記事における「日本におけるカイロプラクター」の解説
日本ではカイロプラクターに関する身分法は無く、誰でもカイロプラクターと名乗れる。WFCの基準を満たすカイロプラクターは日本に約800名存在し、推定2万名前後ともいわれる全カイロプラクティック業者の5%程とされ、国内でカイロプラクターとして開業する者の9割以上は短期養成機関や週末セミナー等でしか学んでいない。カイロプラクティック施術による健康被害が発生していることが、国民生活センターや消費者庁から報告されている。消費者庁によれば平成21年9月1日から平成29年3月末の間、カイロプラクティック施術による健康被害で、治療期間が1ヶ月以上に及ぶ事故が45件、報告されている。 日本カイロプラクターズ協会(JAC)では、一定基準の教育の修了を義務づけている。同協会が承認した教育を修了した後は日本カイロプラクティック登録機構(JCR)が実施する試験に合格し同機構に登録することが推奨されている。ただし、JAC会員及びJCR登録のカイロプラクターは、海外でのカイロプラクター国家資格を取得している者(カテゴリー1)から、海外を含めた法的な医療資格もなく、政府機関が公的に認定していないカテゴリー2の教育プログラムのみを受けた者まで幅広い。またこれらの教育・登録をしたからといって、日本国内で業として医行為や医業類似行為を行えるものではない。
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