方円庵記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:26 UTC 版)
『方円庵記』(ほうえんあんき)は、元豊6年(1083年、33歳)の行書碑。宋代にすでに原石は失しており、現在通行するものは明代の重刻が多い。晋人の筆致が見え、彼の行書の中でも特に著名なものであり、二王の書を刻苦習得したあとがみえる。その書風は、日本の江戸時代に珍重され、頼山陽・梁川星巌・市河米庵などが私淑した。碑高188cm・幅119cm、全17行・毎行48字ないし49字。単帖の『龍井山方円庵記』に刻がある。
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