新生活運動とは? わかりやすく解説

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しんせいかつ‐うんどう〔シンセイクワツ‐〕【新生活運動】

読み方:しんせいかつうんどう

虚礼などを廃止して、生活を合理化近代化しようとする社会運動

中国で、1934年蒋介石提唱した精神運動儒教的理念に基づく国家総動員体制をめざすファシズム運動だった。


新生活運動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/18 08:53 UTC 版)

新生活運動(しんせいかつうんどう)は、中華民国政府が1934年から1949年までに推し進めた公民教育運動である。

1934年2月21日に、江西省南昌に新生活運動促進会が正式に成立し、「新生活運動綱要」と「新生活須知」が起草された。「礼義廉恥」をモットーに、公共マナーの向上、および生活習慣の改善を通じ、国民生活を合理化、近代化しようとした。1936年末に、全国1355県に新生活運動促進会が設立され、全国1940県のうちの約7割を占めた。

しかし、国共内戦における国民革命軍の敗戦により、新生活運動がとん挫し、事実上は1949年に終了した[1]。西洋の学界は新生活運動を儒教思想とキリスト教思想、およびファシズム、日本の各要素をミックスした混合物である[2]:4

関連項目

出典

  1. ^ 中國共產黨中央委員會統一戰線工作部《抗日民族統一戰線文件選編》上冊,檔案出版社,1984年9月
  2. ^ 岳渭仁、冬卉、向東華、曉晴, ed (1994). 《外國人眼中的蔣介石和宋美齡》. 西安: 三秦出版社. ISBN 7-80546-784-6 


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