新保吉伸とは? わかりやすく解説

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新保吉伸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/06 14:22 UTC 版)

新保 吉伸
にいほ よしのぶ
生誕 1961年10月10日
京都府
国籍 日本
職業

精肉店店主・レストランオーナー

株式会社サカエヤ代表取締役
公式サイト 精肉店サカエヤ http://www.omigyu.co.jp/
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新保 吉伸(にいほ よしのぶ、1961年10月10日 - )は、日本の精肉店店主・レストランオーナー。京都府出身。近江牛を扱う精肉店「サカエヤ」代表を務める。

来歴

高校を卒業後、1年間は自動車会社、花屋、葬儀屋など、いろんな職業を経験した後、19歳から精肉店に勤め、27歳で独立する。

2000年までは、どこにでもあるような街の精肉店だったが、2001年9月に発生した牛海綿状脳症(BSE、狂牛病)により、大きなダメージを受け多額の負債を抱えた。当時400件あった取引先は1年の間に0件となる。返済先送りの融資での維持が限界に近づいたところで、インターネットでの販売に活路を見出す。独自にトレーサビリティシステムを開発し、これは「関西IT百撰」で優秀賞、経済産業省推進事業IT経営百選2006最優秀賞を受賞した。その効果もあり、徐々に売り上げが回復した。

その後も、生産農家との取り組みが評価され、フード・アクション・ニッポンアワード2010優秀賞 、フード・アクション・ニッポンアワード2014審査委員特別賞を受賞した。

2015年、北海道様似の駒谷牧場のアンガス牛を「ジビーフ」としてブランディングした。

2016年、愛農学園農業高等学校の養豚部が育てている豚を「愛農ポーク」としてブランディングした[1]

2017年9月21日に店舗を移転し、レストラン「セジール」を併設。

2019年5月7日オンエアされたNHK総合プロフェッショナル仕事の流儀』"我流、肉道~精肉店店主・新保吉伸~"では、名もなきノーブランドの牛肉を、最高ランクに匹敵する味へと生まれ変わらせる男として紹介された。

現在[いつ?]は精肉業者育成にも力を入れ、全国から研修生も受け入れている。

受賞歴

著書

脚注

参考文献

  • 『GQ JAPAN』コンデナスト・ジャパン、2015年9月、p51
  • 『週間現代』講談社、2018年4月、p5
  • 『dancyu 』プレジデント社、2018年9月、p91
  • あまから手帖』株式会社クリエテ関西、2018年12月、p17
  • あまから手帖』株式会社クリエテ関西、2019年4月、p40
  • 家庭画報』世界文化社、2019年7月、p81
  • 翼の王国』ANA「翼の王国」編集部、2019年10月、p52
  • 『一個人』KKベストセラーズ、2019年11月、p58
  • 「つなぐ人第一回 新保吉伸」『SIGNATURE』2020年4月号、三井住友トラストクラブ[要文献特定詳細情報]
  • あまから手帖』株式会社クリエテ関西、2021年1月、p126
  • 週刊文春』 2021年2月[要文献特定詳細情報]
  • 『料理王国』ジャパン・フード&リカー・アライアンス株式会社、2021年5月、p28
  • 松浦達也「ストーリーのある贈り物 滋賀県/草津市 サカエヤの近江牛」『Discover Japan』2021年12月号、ディスカバー・ジャパン、pp.20 - 21
  • 「特集 近江へ!」『婦人画報』2022年6月号、ハースト婦人画報社[要文献特定詳細情報]
  • 『CREA Traveller』文藝春秋、2022年8月、p50
  • BRUTUSマガジンハウス、2022年10月[要文献特定詳細情報]
  • CREA文藝春秋、2022年12月[要文献特定詳細情報]


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