敵状を察知する法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 16:18 UTC 版)
武侯が尋ねた。「敵の外観を見て内情を判断し、敵の進み方を見てどう止まるかを推測し、それによって勝てるかどうかを事前に判断したいと思うが、こうした事が分かるものだろうか?」 呉起は答えた。「敵の来襲する様子に、落ち着きが無く、旗印が乱れ、人馬がおどおどしている様ならば、それは確固たる方針のない証拠です。一の力で、十の敵を撃つ事ができます。敵は、手も足も出ないでしょう。また、どの国とも連合する事が出来ず、君臣は離間し、陣地は完成せず、法令は行き渡らない、この様な敵の軍勢は恐れおののき、進むも、退くも思うに任せない状態になります。こんな場合は、敵の半分の兵力で充分です。何回戦っても負ける心配はありません。」
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