敬称・職業名など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 08:30 UTC 版)
ヨーロッパ言語では敬称が男女別になっている。特に女性は未婚と既婚で区別があることが多く(既婚者は夫に属するという古い考えによる)、ポリティカル・コレクトネスやジェンダーフリーの観点から問題にされている。そのため英語では未婚・既婚を問わない敬称Ms.(ミズ)が作られ、現在ではかなり普通に用いられている。日本語においても、通常は男女とも「さん」を使用するが、児童生徒や目下に対しては女子の「さん」と並行して男子に「君」を使用することも、ジェンダーフリーの観点から問題視されている。また例えばchairman(議長)などの単語が暗黙に男性に限定されていることを問題とされ、これもchairpersonの語が普及している。日本語でも近年「看護婦」の名が廃止され「看護師」に統一された、また「スチュワーデス」の名が使われなくなったなどの例がある。
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