改革運動の浸透と5月総会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 15:30 UTC 版)
「プラハの春」の記事における「改革運動の浸透と5月総会」の解説
6月に予定されていたワルシャワ条約機構軍のチェコスロバキア領内における合同軍事演習に向けたソ連軍が到着するなか、5月末に開催された党中央委員会総会は、同盟諸国の懸念に配慮する形で、右派修正主義の危険性を強調し、国民戦線の枠外における政治組織を「反共活動」とみなした。これによって党の指導的役割を堅持する態度を明らかにした。他方で第14回党大会を前倒しして9月に開催することを決定したことは、改革路線の継続を印象付けた。なぜならば、臨時党大会で改革に危惧を抱く多くの中央委員や党員が再任されないことが予想されたためであり、党大会が成功すれば、改革勢力の基盤は磐石となり、不可逆的なものとなるからであった。
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