擬二次元層状物質におけるCDW
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/04 10:06 UTC 版)
「電荷密度波」の記事における「擬二次元層状物質におけるCDW」の解説
層状構造を持つ遷移金属ダイカルコゲナイドなど、いくつかの擬二次元系はパイエルス転移を起こして擬二次元CDWを形成する。擬二次元CDWは複数のネスティングベクトルから生じ、それぞれのネスティングベクトルはフェルミ面上の異なる平坦な領域をつないでいる。電荷密度変調は六方対称なハチの巣格子もしくは碁盤目状のパターンを取る。2012年には、YBCOのような層状構造を持つ銅酸化物高温超伝導体において複数の競合する前駆的CDW相が存在することが示された。
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