探索問題における先読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/13 01:32 UTC 版)
人工知能では、先読みは組合せ最適化の重要な要素であり、問題を表すグラフをどれだけ深く探索すべきかを示すものと言える。コンピュータチェスやコンピュータ囲碁などでは問題を表すグラフの先読みを制限する必要がある。素朴な幅優先探索を行うと、最新のコンピュータでもすぐに全メモリを消費してしまう。そのために先読みに制限を加えることで、アルゴリズムにかかる時間を注意深く制御する。先読みの制限が緩められると、それに対して指数関数的に処理時間が延びる。 より洗練された探索技法としてアルファ・ベータ法などは、部分木全体を考慮から除外することができる。このような技法を使う場合、先読みは単に量的に制限されるのではなく、深さを制限したり、何らかの平均値を制限する形で制限される。
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