押し出し板
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 18:47 UTC 版)
粘土状の溶かしたアクリル樹脂をローラーで押し出して作ったアクリル板。板の厚さは、最大で20mmまで作ることができる。板の厚みが一定。キャスト板に比べて値段が安い。 分子量が粗く、押し出し板の分子量はセルキャスト板の1/15である。切断した場合は粘りやすい。そのため、板のまま使用するのに適している。また、加熱部分が融けやすく、高速切削加工に不向きである。 溶剤に溶けやすい。溶剤接着に向いている。熱を加えることによる曲げ加工がしやすい。 薬品に弱い。溶剤や薬剤でクラックが生じやすい。 耐久性に欠ける。温度や環境の変化に弱い。熱に弱い、熱変形温度が低く早めに軟化する。ヒビが入りやすい。溶剤の種類によっては表面に細かいヒビ割れが生じることがある。
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