抑制性神経細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/10 02:07 UTC 版)
アセチルコリン作動性抑制性細胞(cholinergic interneuron)アセチルコリン作動性。形態学的には大型無棘細胞(large aspiny neuron)と呼ばれ、電気生理学的にはTAN(tonically active neuron)と呼ばれているものがこれに相当すると考えられている。行動選択において重要な状況、もしくは報酬に関わる事象が発生した時に、この神経細胞は一時的に発火を停止する。 GABA作動性抑制性神経細胞(GABAergic interneuron)パルブアルブミン陽性抑制性神経細胞(parvalbumin-positive interneuron)電気生理学的には fast-spiking (FS) 細胞と呼ばれる。カルシウム結合蛋白質の一種であるパルブアルブミン陽性である。また線条体の細胞の中で、最もGABAの産生量が多い細胞と考えられている。 ソマトスタチン作動性抑制性神経細胞(somatostatinergic interneuron) カルレチニン陽性抑制性神経細胞(calretinin-positive interneuron)電気生理学的には low-thredhold spiking (LTS) 細胞 と呼ばれる。カルシウム結合蛋白質の一種であるカルレチニン陽性である。
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