抄録・索引誌の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/09/01 02:53 UTC 版)
「情報検索 (図書館情報学)」の記事における「抄録・索引誌の歴史」の解説
もともと図書館においては蔵書の書誌を記述・管理し、これを検索することが古くからおこなわれてきた。20世紀になり、書籍だけでなく文書や記事を探すことが重要となってきた。これが特に必要とされたのは、科学技術分野および特許分野であった。 そもそも科学技術分野では、すでに19世紀に雑誌に書かれた学術論文から抄録や索引を作成することが組織的におこなわれるようになり、20世紀に入るとまもなく、よく知られている化学分野の Chemical Abstracts(1907年)などの抄録誌が発行されるようになる。 日本でも1903年には開業医であった尼子四郎によって「医学中央雑誌」という医学分野の索引誌が発行されている。また化学分野では東北帝国大学の眞島利行によって1927年に「日本化学総覧」が創刊された。
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