打ち上げ時のトラブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 09:00 UTC 版)
「あかり (人工衛星)」の記事における「打ち上げ時のトラブル」の解説
打ち上げ後、太陽センサが太陽を認識できないというトラブルに見舞われた。このセンサを用いる姿勢制御ができないことから、直後の軌道修正も危ぶまれたが、取り急ぎ、太陽電池の出力を観察することで大まかな太陽の方向を推定してしのいだ。その後、地球センサとジャイロを用いた姿勢制御に移行した。さらに別の太陽センサも不具合を起こしたが、こちらは星を捉えるセンサで代替することになった。望遠鏡が太陽の方向を向く危険があるうちは望遠鏡の蓋を開けるわけにもいかず、結局、姿勢制御ソフトウェアの改修などで、冷却望遠鏡の蓋を開けるのは約1か月ほど遅れてしまい、その間の液体ヘリウムが多少無駄になった。
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