戦後の停滞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 04:39 UTC 版)
「スコットランドの歴史」の記事における「戦後の停滞」の解説
第二次世界大戦はブリテンの結束を要求したので、スコットランドの民族運動も隅に追いやられていた。福祉国家路線をとる労働党政権のなかで、経済も安定し、比較的平穏に1950年代は過ぎていった。問題が浮上してくるのは、高度経済成長下の日本など、造船業のライバルの出現によって経済の停滞がおこった1960年代であった。ナショナリスト政党が息を吹き返し、分離をもとめる声が大きくなっていった。しかし一方で、分離は経済的恩恵の放棄をも意味した。経済的にイングランドに頼っている実態に、一定以上の支持は得られなかった。
※この「戦後の停滞」の解説は、「スコットランドの歴史」の解説の一部です。
「戦後の停滞」を含む「スコットランドの歴史」の記事については、「スコットランドの歴史」の概要を参照ください。
- 戦後の停滞のページへのリンク