憲法記念日講演会の講師拒否問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 07:36 UTC 版)
「松尾崇」の記事における「憲法記念日講演会の講師拒否問題」の解説
鎌倉市では毎年5月3日、市と、公募市民で構成される鎌倉平和推進実行委員会の主催によるイベント「憲法記念日のつどい」が開かれていた。2017年のイベントが順調に開催されたあとの同年12月、実行委員会は講師の選定を始め、憲法学者の木村草太首都大学東京(現・東京都立大学)教授を含む3人を候補に挙げた。ところが2018年1月、市は「政治的要素が見られる」と難色を示した。委員は「全く政治性のないことはありえない」と反論し、改めて木村を1番目の候補者として5人を提案したが、市は拒否。この直後、市はイベントの運営主体を「主催:鎌倉市、企画運営:実行委員会」に変えた。この年の「憲法記念日のつどい」は映画監督の金高謙二が務めた。さらに市は実行委員会に相談せずに、2019年度から名称を「憲法記念日のつどい」から「平和のつどい」に変更。実行委員会の批判を受けて謝罪する出来事もあった。2020年11月、市は新型コロナウイルスの影響でイベント開催が難しいことや財政難を理由に、翌年度に実行委員の公募を休止すると委員に告げた。元委員は「コロナは休止の理由になっていない」と指摘。公募を続けるよう求めて市議会に請願を提出し、2021年2月、継続審査になった。
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