忽披帖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 14:27 UTC 版)
2通目の『忽披帖』(こつひじょう)は、「忽披枉書」の句で始まるのでこの名がある。書風は一転して覇気に満ちた力強い書きぶりで、精気があり、また情緒もある。 忽披枉書已銷陶尓御香兩褁及左衛士督尊書状並謹領訖迫以法縁暫闕談披過此法期披雲因還信奉此不具釋遍照状上 九月十三日 — 『忽披帖』 文面は、御香と左衛士の督の手紙を受け取った旨を告げたあとに、「このところ法要が迫っており、お手紙を拝見したり、使いの方とも話をする時間がない。法要が済んだら早速に拝見する。使者の方にこの手紙を託す。」という趣旨の内容である。
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