心房心室結合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/06/09 14:03 UTC 版)
房室結合(心房心室結合)には以下の種類がある。 正常配列 右房→三尖弁→右室、左房→僧帽弁→左室がそれぞれ正しく配列している。 房室弁交差(Crisscross heart) 2つの房室間の血流が立体的に交差している(そのため心エコーでは両房室弁の流入路が同時に描出出来ない)。 Crisscross heartは房室弁の結合様式によってさらに2種類に分かれる。一致型房室弁交差(concordant crossing) 完全大血管転位症、または両大血管右室起始症に合併して生じる。心房→心室の結合は正常である。 不一致型房室弁交差(discordant crossing) 多くは修正大血管転位症を合併する。右房は僧帽弁を介して左室に結合し、左房は三尖弁を介して右室に結合する。 一側房室弁両室挿入 両房室弁同室挿入 2つの房室弁が大きな1つの心室に挿入する結合様式。両房室弁左室挿入 Double inlet left ventricle(DILV):痕跡的右室がD-loopでは右前方に、L-loopでは左前方に認められる。 両房室弁右室挿入 Double inlet right ventricle(DIRV):痕跡的左室がD-loopでは左後方に、L-loopでは右後方に認められる。 一側房室弁口閉鎖
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