後腹部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:59 UTC 版)
「Chasmataspidida」の記事における「後腹部」の解説
後腹部(postabdomen)は後体の後9節(後体第5-13節、第11-19体節)を含め、いずれも上下の背板と腹板が融合し、体環をなしていたと考えられる。末端は剣状もしくは平板状の尾節(telson)があり、多くの場合は短いが、Hoplitaspis とカスマタスピスは比較的に長い尾節をもつ。 後腹部に付属肢があることを示す直接的な証拠はないが、カンブリア紀の堆積累層で見つかった本群らしき生痕化石は、カブトガニ類に似た6対の蓋板らしき痕跡が残される。もしこの化石が本群由来で、蓋板6対の解釈も正確であれば、本群の少なくとも一部の種類は前腹部の3対だけでなく、後腹部の前3節も3対の蓋板をもつことになる。
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