後発医薬品の商品名変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 16:01 UTC 版)
「後発医薬品」の記事における「後発医薬品の商品名変更」の解説
上記通知の発出前に承認されたものは「それまでのブランド名のままでよい」とされてきたが、先発薬との名称類似による誤調剤が頻発し、錯誤を回避するため、2011年(平成23年)12月27日、日本ジェネリック製薬協会は会員各社に対し、2012年(平成24年)1月から、少なくとも毎年10%に相当する品目数を、3年間で一般名に切り替えるよう変更を要請した。具体的な変更例としては、 長生堂製薬の「セデコパン錠」→エチゾラム0.25/0.5/1.0mg「JG」 長生堂製薬の「アサシオン錠」→トリアゾラム0.125/0.25mg「CH」 辰巳化学の「ネスゲン錠」→トリアゾラム0.XX mg「TCK」 ニプロファーマの「デトメファン15mg」(元は旧ニプロジェネファの製品)→デキストロメトルファン臭化水素酸塩15mg「NP」 沢井製薬の「サワテン500mg」→カルボシステイン錠500mg「サワイ」 テバ製薬の「ムコトロン錠250mg」→カルボシステイン錠250mg「テバ」 などがある。 2015年(平成27年)9月4日、厚生労働省は「医薬品産業強化総合戦略」を発表し、一般名に名称変更しない後発医薬品の独自ブランド品を薬価基準から削除する(調剤報酬に載せないことにより市場から撤退させる)ことを決定し、実施された。
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