弁護士解任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:49 UTC 版)
一方で、遠藤は麻原の初公判での態度を見定めようとしていた。すなわち「麻原が起訴内容を否認すれば見損ない、踏ん切りがつく。逆に、罪を認めるのならその実直な姿勢を評価することができる」と考えていたが、実際の麻原はそのどちらでもなく、初公判で「お話するつもりはない」と曖昧な態度を取り、遠藤はこれに動揺した。遠藤は当初「起訴事実は一切争わずに全て認め、情状酌量を求める」つもりであったが、それは当時の弁護人・N弁護士の方針に流されたまでだった。これを機として、自分が唯々諾々と全ての起訴内容を認めることも結局嘘をつくことと同じではないかと思い直し、N弁護士の方針と不一致が生じたことで、1996年6月にN弁護士を解任した。
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