府中宿 (水戸街道)とは? わかりやすく解説

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府中宿 (水戸街道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 14:31 UTC 版)

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石岡府中宿の現代地図に旧水戸街道の道筋を重ねた地図。
左:十七屋履物店、右:久松商店。いずれも石岡大火からの復興に際して建てられた看板建築で登録有形文化財。

府中宿(ふちゅうしゅく)は、水戸街道千住宿から14番目の宿場町

概要

現在の茨城県石岡市国府・府中にあたる。宿場町は、南北に1キロ弱の範囲で広がっていた。宿場町の北端には岩間街道との追分がある。府中宿は、常陸府中藩(石岡藩)の城下町でもあり、水戸街道は府中陣屋の東側を通っていた。

石岡市街はたびたび大火に見舞われており、街道筋には江戸時代の建築物はほとんど残っていない。しかしながら、1929年(昭和4年)の石岡大火のあとの復興で建てられた看板建築などが並んでおり、独特の都市景観を形成している。

周辺

  • 丁子屋 - 染物屋。石岡に残る数少ない江戸時代の建築物。江戸時代末期に建てられたものとされる。登録有形文化財
  • 福島屋砂糖店 - 1931年見世蔵。外壁には漆喰ではなくコンクリートが使われている珍しいもの。街角軌道も残されている。登録有形文化財。
  • 久松商店 - 1930年に建てられた。銅板貼りの看板建築で、戦時中に銅板は供出されたが、近年復元された。登録有形文化財。
  • 十七屋履物店 - 左官仕上げの看板建築。登録有形文化財。
  • すがや化粧品店 - 左官仕上げの看板建築。登録有形文化財。
  • 森戸文四郎商店 - 1930年に建てられた左官仕上げの看板建築。登録有形文化財。
  • 平松理容 - 左官仕上げの看板建築。登録有形文化財。
  • 大和田家貸店舗 - 4軒並びの長屋型看板建築。外装は丸柱やアーチ型の窓飾りなどをあしらった重厚な左官仕上げ。登録有形文化財。
  • 常陸国分寺 - 常陸国国分寺。国の特別史跡。岩間街道沿いにある。

隣の宿

稲吉宿 - 府中宿 - 竹原宿

  • 稲吉宿 - 府中宿は一里三十町(約7キロ)。
  • 府中宿 - 竹原宿は一里九町(約5キロ)。



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