序奏とアレグロ・アパッショナートとは? わかりやすく解説

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シューマン:序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調(ピアノとオーケストラのための)

英語表記/番号出版情報
シューマン:序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調(ピアノオーケストラのための)Introduktion und Allegro appassionato. Konzertst_ück für Klavier und Orchester G-Dur Op.92作曲年1849年  出版年1852年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1  Introduction: Langsam - Allegro15分30秒 No Image

作品解説

執筆者: PTNA編集部

 ピアノ小協奏曲とも呼ばれるこの曲は、シューマンイ短調ピアノ協奏曲の影にかくれてあまり演奏される機会恵まれないが、優雅穏やかな情景情熱的多彩な楽想コンパクトにまとめられ魅惑的な小品である。1849年ドレスデン作曲された。
 序奏は4分の4拍子レント。のどかでゆるやかな音楽で、殆どがアルペジオパッセージ書かれているアレグロ部は2分の2拍子転じホ短調の力強い主題始まり様々に転調し、曲想はどんどん変化繰り返す


序奏とアレグロ・アパッショナート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 03:11 UTC 版)

序奏とアレグロ・アパッショナート: Introduktion und Allegro appassionato. Konzertstück für Klavier und Orchester G-Dur op.92 )作品92はロベルト・シューマンが1849年9月にドレスデンで作曲したピアノと管弦楽のための作品。

1850年2月14日、ライプツィヒで、ロベルトの妻クララ・シューマンのピアノ、ユリウス・リーツ指揮で初演され、1852年に出版された。

楽器編成

独奏ピアノ、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦5部

構成

序奏 Introduction. Langsam
ゆっくりと、ト長調、4/4拍子。チェロの属音ペダルとピアノの分散和音に乗せて、クラリネット・ソロの旋律が抒情的に歌い始める。ほかの楽器も次々と加わっていき、豊かな音色の詩的世界を創り上げていく。終結部はピアノが付点リズム音型から成るフレーズを奏で、イ短調の和音で閉じる。[1]
主部 Allegro
アレグロ、2/2拍子、ソナタ形式による。3連符のアウフタクトに合図される提示部の付点主題はホ短調で、オーケストラ・トゥッティと独奏ピアノが交互に対話する。独特な旋律の第2主題はやはりホ短調で、まずは独奏ピアノの左手低音部に、次いで右手に顔を出す。そしてさらに第3の主題が、独奏ピアノのハ長調の分散和音とともに現れる。その後は2つの部から成る展開部、再現部と続いてゆく。[1]

演奏時間は約15分。

脚注

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