幕切

隠語大辞典

幕切

読み方：まくをきる

1. 掏摸犯人路上ニ人ノ油断ヲ窺ヒ、其前ニ立塞ガルヲ云フ。〔第三類　犯罪行為〕
2. 矢掛、矢使等の場合に相手の注目を避ける為めにやる新聞紙やインバネスの袖を拡げることを「壁を造る」又は、「幕を切る」と云ふ。
3. 事をやり始めたこと。掏摸が汽車内で新聞紙又は袖などをひろげて、相手の目を遮り、その下で手を働かすことを云ふ。「幕を張る」「ちぼ」又は「ぼち」ともいふ。
4. 掏取行為の隠蔽物となること。〔掏模〕
5. すりの手口、幕を使つてすりとる。幕を切る。切るは行為を意味する語。〔す〕
6. 事をやり始めたこと。スリが汽車内で新聞紙又は袖などをひろげて、相手の眼を遮ぎり、その下で手を働せることをいう。

分類 す／犯罪、掏摸、掏摸と犯罪者

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「幕切」の例文・使い方・用例・文例

• それは幕切れの一瞬の出来事であった。
• にぎやかに幕切れとなった.
• その事件は悲劇的な幕切れになった.
• 首をふるスイセンの花が幕切れのシーンにオーバーラップさせてあった.
• 映画や演劇などでの,幕切れの場面
• 芝居の幕切れ