市村羽左衛門_(12代目)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 市村羽左衛門_(12代目)の意味・解説 

市村羽左衛門 (12代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/30 21:58 UTC 版)

「五将軍見立五人男」(歌川国芳画)にて馬超に見立てられた五代目市村竹之丞/市村家橘

十二代目 市村羽左衛門(じゅうにだいめ いちむら うざえもん、文化9年〈1812年〉 - 嘉永4年8月20日1851年9月15日〉)とは、江戸時代後期の歌舞伎役者で江戸市村座の座元。俳名家橘屋号は橘屋。定紋は根上がり橘。

市村座の座元十一代目市村羽左衛門の次男。初め市村豊松、のち市村亀之助と名を改め、文政元年(1818年)11月に子役として舞台に立つ。文政3年(1820年)7月に父が死去し、同年11月に十二代目市村羽左衛門を襲名。以後座元と役者の双方を務めた。

天保12年(1841年)10月、隣接する中村座が失火により全焼、隣接する市村座にも類焼し全焼した。これを機に森田座を含む三座は、町奉行所から浅草猿若町に移転を命じられる。嘉永4年(1851年)4月、実子の市村九郎右衛門に十三代目羽左衛門の名と座元を継がせ、自身は五代目市村竹之丞を襲名し舞台に専念するも同年6月、病により死去した。

上品な顔立ちで、私生活では成田山詣でをするのに大勢の幇間や芸者を伴い、そのついでに宴会をするなど、派手な遊びで江戸市中の話題を集めた。

参考文献

  • 野島寿三郎編 『歌舞伎人名事典』(新訂増補) 日外アソシエーツ、2002年

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

市村羽左衛門_(12代目)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



市村羽左衛門_(12代目)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの市村羽左衛門 (12代目) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS