巨人アトラース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:36 UTC 版)
ペルセウスはメドゥーサ殺しの試練から帰る途中、リビュアを飛行した。このときメドゥーサの首から血が大地に滴り落ちた。するとその場所から様々な種類のヘビが生まれ、リビュアは多くのヘビが棲息する土地となった。またペルセウスは巨人アトラースが支配するヘスペリスの園を訪れた。空を飛び続けた彼は夜の闇に不安を感じ、ヘスペリスで休ませてもらおうと思ったのだ。しかしアトラースはテミスから「ゼウスの息子に黄金の林檎の木の実を奪われる」という予言を授かっていたため、ペルセウスが予言の男なのではないかと疑って追い払おうとした。ペルセウスは根気よく頼んだが、アトラースに抵抗できるはずもなく、ついにアトラースに向けてメドゥーサの首をかざした。こうしてアトラースは山と化し、そのうえに天空が乗ったという。
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