左下り観音とは? わかりやすく解説

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観音寺 (福島県会津美里町)

(左下り観音 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/10 06:43 UTC 版)

観音寺
左下り観音堂
所在地 福島県大沼郡会津美里町大石字東左下り1173
位置 北緯37度25分08.9秒 東経139度54分04.0秒 / 北緯37.419139度 東経139.901111度 / 37.419139; 139.901111座標: 北緯37度25分08.9秒 東経139度54分04.0秒 / 北緯37.419139度 東経139.901111度 / 37.419139; 139.901111
山号 左下山
宗派 臨済宗妙心寺派
創建年 天長7年(830年
開山 徳一
正式名 左下山 観音寺
別称 左下り観音
札所等 会津三十三観音21番
法人番号 2380005008395
観音寺
観音寺 (福島県)
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観音寺(かんのんじ)は、福島県大沼郡会津美里町にある臨済宗妙心寺派寺院[1]山号は左下山[2]

歴史

天長7年(830年)、徳一による建立と伝わる[3]。境内から数百メートル離れた山中にある観音堂は聖観音を安置し、会津三十三観音の21番札所・左下り観音(さくだりかんのん)として信仰を集めるほか[4]、無頸観音(くびなしかんのん)と呼ばれる石像にまつわる物語が言い伝えられている[4]

建築

観音堂は岩場に作られた懸造(かけづくり)で、五間(約9m)四方、高さ四丈八尺(約14.5m)の木造三層閣。東向きに廻り縁が設置されており[4]、当初は修験道の入行前に籠るための行堂として建てられたと考えられている[4]。また、延文3年(1358年)に蘆名家の家臣・富田将監祐義によって修復されたと伝えられている[4]

2014年(平成26年)9月30日に福島県の重要文化財に指定された[5]

アクセス

いずれも県道沿いの駐車場(大型バス不可)まで。更に20分ほど山道を歩く。歩きやすい靴で熊鈴も持参。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 全国霊場大辞典(2000)、pp.400 - 402
  2. ^ 会津三十三観音霊場”. 天台宗 会津天王寺 (2017年3月24日). 2020年3月11日閲覧。
  3. ^ 会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~”. まいぷれ. 2020年3月11日閲覧。
  4. ^ a b c d e 第二十一番札所 左下り観音”. 日本遺産 会津の三十三観音めぐり. 2020年3月11日閲覧。
  5. ^ 国・県指定文化財(市町村順) 令和2年2月18日現在 (PDF)”. p. 20. 2020年3月11日閲覧。

参考文献

  • 『新編会津風土記』雄山閣、1975年。 
  • 小島一男編 編 『会津三十三観音御詠歌』歴史春秋社、1978年。 
  • 宮崎十三八著 編 『会津の観音巡礼』恒文社、1996年7月30日。ISBN 4-7704-0881-1 
  • 全国霊場大事典 編纂室 編 『全国霊場大事典:全国霊場巡礼・巡拝案内』六月書房、2000年11月1日。 ISBN 4-7952-3343-8 

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