巡査としての少年警察官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 09:09 UTC 版)
「少年警察官」の記事における「巡査としての少年警察官」の解説
太平洋戦争前の日本における警察官(巡査)採用年齢は、時代によって上限に差があったが、下限については満20歳以上と常に一貫していた。 ところが日中戦争以後、多くの警察官が応召され、人員不足が深刻化していった。内務省では、採用年齢の制限緩和や学科試験の科目削減を相次いで断行し、1944年4月には遂に採用年齢の上限を撤廃し、下限についても18歳以上とした。同年12月には更に踏み込んで17歳以上にした。 狭義の少年警察官は、この1944年以降に採用された17歳以上20歳未満の警察官を指すが、「民法上の無能力者(未成年者)が司法警察権を行使するのは適当でない」という問題があり、人数もあまり多くなかった。
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