崩壊モード [編集]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/05/18 02:10 UTC 版)
「バリウム114」の記事における「崩壊モード [編集]」の解説
114Baは最も軽いクラスタ崩壊を起こす核種である。114Baはその0.038%が12C原子核を放出して102Snに崩壊する。114Baの次に軽いクラスタ崩壊を起こす核種は221Frであり、114Baはずっと軽い核種である。また、発生確率もクラスタ崩壊としては異様に高いほうであり、次に高いのは223Raが14Cを放出して209Pbになるもので、0.00000089%の確率で発生する。すなわち、114Baの方が4万倍以上も発生しやすい。これらの性質は、114Baがドリップラインから大きく外れた不安定核であることによるものである。他のクラスタ崩壊が発見されている核種はどれも比較的安定な核において確認されている。 その他の崩壊モードとして、114Baの80%は陽電子放出によって114Csに崩壊する。20%は陽電子放出に加え陽子放出によって113Xeに崩壊する。そしてわずかに0.9%はアルファ崩壊によって110Xeに崩壊する。
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崩壊モード [編集]
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「アルゴン31」の記事における「崩壊モード [編集]」の解説
31Arは崩壊モードが6種類も存在し、それらのいずれもが比較的高確率で発生する。最も多いのは陽電子放出と1個の陽子放出が同時に発生して30Sに崩壊するモードで、63%の確率で発生する。次に多いのは単なる陽電子放出で31Clに崩壊するモードで、28%の確率で発生する。この崩壊モードのみ唯一崩壊エネルギーが分かっており、1.7338MeVと判明している。 その他、7.2%は陽電子放出と2個の陽子放出で29Pに、1.4%は陽電子放出と3個の陽子放出で28Siに、0.38%が陽電子放出と陽子放出とアルファ崩壊で26Siに、0.03%が陽電子放出とアルファ崩壊で27Pにそれぞれ崩壊する。これらの崩壊系列は、一部が分岐しているものの崩壊系列内での分岐なので、最終生成物は31P、30Si、29Si、28Si、27Al、26Mgの6種類に限られる。
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