峨嵋洞碑石文化村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 09:55 UTC 版)
釜山市西区峨嵋洞にあるタルドンネはもともと日本人墓地があった場所を日本の敗戦後に不法に占拠した者たちが構築したものである。日本人の戒名が彫られた墓石が横倒しになって建物の礎石になっているといった奇観が見られ、行政は観光名所化を図っている。釜山市は峨嵋洞タルドンネに「碑石マウル」という愛称を定め、マスコットキャラクターを採用、案内板を設置した。墓石の中には宝暦年間の古いものや浄土往生への祈りが込められたものもある。また、住居の礎石としてだけでなく階段石や便所の床石に利用され、日常的に踏みつけることが可能な状態に置かれたものもある。なお、位牌については他の墓地のものと合わせて計1,528柱が市立公園墓地に安置され、在韓日本婦人芙蓉会釜山本部と在釜山日本総領事館で慰霊祭を行っているという。2020年、ユネスコ世界文化遺産の登録に向けた調査が行われている。
※この「峨嵋洞碑石文化村」の解説は、「タルドンネ」の解説の一部です。
「峨嵋洞碑石文化村」を含む「タルドンネ」の記事については、「タルドンネ」の概要を参照ください。
- 峨嵋洞碑石文化村のページへのリンク