岩手開発鉄道DD56形ディーゼル機関車とは? わかりやすく解説

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岩手開発鉄道DD56形ディーゼル機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/12 07:25 UTC 版)

DD56形51・01・53号機 盛駅にて

岩手開発鉄道DD56形ディーゼル機関車(いわてかいはつてつどうDD56がたディーゼルきかんしゃ)は、岩手開発鉄道で運用されているディーゼル機関車である。

4両(DD5601・DD5651・DD5653・DD5602)が在籍する。

DD56形の56は自重56tの意味である。DD5651 - DD5653の3両は、当初自重53tであったためDD53形であったが、機関の換装により56t級になったため、DD56形に編入されている。

国鉄DD13形と同系列の機関車であるが、詳細が異なる。

DD56形(DD5601)

石灰石輸送の主力機であり、2018年現在、岩手開発鉄道で最も新しい機関車である。岩手開発鉄道自社発注の56tセンターキャブ式のディーゼル機関車で1977年新潟鐵工所製。機関はDMF31SBI(600ps/1500rpm)を2基搭載する。

主要諸元

  • 全長:14,050mm
  • 全幅:2,850mm
  • 全高:4,059mm
  • 自重:56.0t
  • 機関:DMF31SBI(600ps/1500rpm)2基
  • 軸配置:B-B

DD56形(DD5651 - DD5653)

元々は岩手開発鉄道が自社発注した53tセンターキャブ式のディーゼル機関車DD53形である。1968年に1号機が新潟鐵工所で製造され、その後1969年1973年に1両ずつが増備された。

新造時の機関はDMF31SB(500ps/1500rpm)を2基装備していた。貨物量増加に伴い貨車牽引両数の増加が計画されたことにより、1979年から1975年にかけて機関DMF31SDI(600ps/1500rpm)2基に換装。自重が56tとなったためにDD56形に編入された。そのさい、DD56形(DD5601)と区別するために50番台の番号が与えられた。

1993年から直噴式機関への換装が実施されている。

DD5652は2023年2月に運用を終えた[1]

主要諸元

  • 全長:14,050mm
  • 全幅:2,724mm
  • 全高:4,059mm
  • 自重:56.0t
  • 機関:DMF31SBI(600ps/1500rpm)2基
  • 軸配置:B-B

DD56形(DD5602)

従来車の老朽化が進み部品調達が困難となったため、46年ぶりの新機関車として導入された。岩手開発鉄道自社発注の56tセンターキャブ式のディーゼル機関車で2023年に製造。主要機器類は従来車とさほど相違点がないが、前照灯・標識灯の位置関係が変更され、前面の印象が異なる[1]

脚注

  1. ^ a b 46年ぶりの新機関車 岩手開発鉄道㈱ 石灰石運搬 次の50年見据え(別写真あり)”. Web東海新報 (2023年7月28日). 2024年11月12日閲覧。

参考文献

  • 藤岡雄一「THE GUIDE OF 全国私鉄ディーゼル機関車」『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、1996年5月。 
  • 寺田裕一『私鉄機関車30年』JTBパブリッシング、2005年。ISBN 4-533-06149-4 






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