山下晋司_(文化人類学者)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 山下晋司_(文化人類学者)の意味・解説 

山下晋司 (文化人類学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/09 00:49 UTC 版)

山下 晋司
やました しんじ
人物情報
生誕 (1948-11-07) 1948年11月7日(76歳)
日本山口県
出身校 東京大学
東京都立大学
学問
研究分野 文化人類学
研究機関 東京大学
学位 文学博士
称号 紫綬褒章
学会 日本文化人類学会
総合観光学会
脚注
テンプレートを表示

山下 晋司(やました しんじ、1948年11月7日 - )は、日本の文化人類学者東京大学大学院総合文化研究科名誉教授

経歴

出生から修学期

1948年、山口県で生まれた。山口県立下関西高等学校を卒業し、東京大学教養学部教養学科文化人類学専攻に進学。1973年に卒業し、東京都立大学大学院社会科学研究科に進み文化人類学を専攻。1978年、博士課程を満期退学。

文化人類学者として

1984年、広島大学総合科学部助教授に就いた。1987年、学位論文『トラジャ社会の儀礼的構成:動態的民族誌の試み』を東京都立大学に提出して文学博士の学位を取得[2]。1989年、東京大學教養学部助教授に転じた。1995年、同教授に昇格。学界では、2012年から2019年まで総合観光学会会長を務めた。2013年に東京大学を定年退任し、名誉教授となった。

2013年4月からは帝京平成大学現代ライフ学部観光経営学科教授として教鞭をとり、2019年3月まで務めた。

委員・役員ほか

  • NPO「人間の安全保障」フォーラム理事長
  • 総合観光学会会長(2012-2019)

受賞・栄典

研究内容・業績

専門は文化人類学で、日本に観光人類学の視点を導入した[6][7]。東南アジアをフィールドとした著作が多く、またアルジュン・アパデュライによる「マクロ人類学」と「エスノスケープ論」を学界に紹介した。

著作

単著
単編著
  • 『観光人類学』新曜社 1996 
  • 改訂改題『観光文化学』新曜社 2007
  • 『文化人類学入門 古典と現代をつなぐ20のモデル』弘文堂 2005
  • 『資源人類学』責任編集、弘文堂 2007
  • 観光学キーワード』有斐閣双書 2011
共編著

参考資料

  • 『駒場2001』

脚注

  1. ^ 山下 晋司”. researchmap. 科学技術振興機構. 2021年10月18日閲覧。
  2. ^ CiNii(学位論文)
  3. ^ 平成24年秋の褒章受章者(東京都)” (PDF). 内閣府. p. 3 (2012年11月3日). 2013年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月30日閲覧。
  4. ^ 『官報』号外第97号、令和4年5月2日
  5. ^ 令和4年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 22. 2023年2月14日閲覧。
  6. ^ 観光人類学とは
  7. ^ 【受勲】総合文化研究科・教養学部の山下晋司名誉教授に瑞宝中綬章



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  山下晋司_(文化人類学者)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「山下晋司_(文化人類学者)」の関連用語

山下晋司_(文化人類学者)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



山下晋司_(文化人類学者)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの山下晋司 (文化人類学者) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS