張蘭徳とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 張蘭徳の意味・解説 

張蘭徳

(小徳張 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 17:08 UTC 版)

張蘭徳
プロフィール
出生: 1876年
死去: 1957年4月19日
出身地: 直隸天津府静海県
職業: 宦官
死没地: 中華人民共和国天津市張蘭徳旧居中国語版
各種表記
繁体字 張蘭徳
簡体字 张兰德
テンプレートを表示

張蘭徳(ちょうらんとく、1876年 - 1957年4月19日)は、清朝末期の宦官。総管太監。別名小徳張。

生涯

張蘭徳は、15歳のとき、生活のために糞拾いをしているところ侮辱されたため、裕福になりたいと思い、自宮を受けて、宦官として後宮に入った。1892年、京劇を学ぶために宮殿内の昇平府歌劇団に派遣された彼は、優れた京劇の才能から西太后に高く評価され、後に西太后から「恒泰」の名を与えられた。。 1898年に彼は後宮の太監に昇進した。1900年の義和団事件で、八カ国連合軍が侵攻してきた際は、西太后に従って逃亡した。 西太后死後は隆裕太后に仕えるようになった。辛亥革命の際には、袁世凱は張蘭徳に賄賂をおくり、隆裕太后に「宣統帝の退位を認めなければ、清の皇族は革命家たちに処刑される」と脅しをかけさせた。 隆裕太后死後は天津英国租界で、アパートを経営し、政治と関わることのない隠遁生活を送った。

関連項目

蒼穹の昴 - 浅田次郎の小説。主人公の李春雲のモデルが張蘭徳。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  張蘭徳のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「張蘭徳」の関連用語

張蘭徳のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



張蘭徳のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの張蘭徳 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS