小島の兜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 09:51 UTC 版)
小島左近は野辺地戦争で非業の死を遂げた。小島は助太刀した兵士をきっと目を見開き、すさまじい顔でにらみつけ「卑怯者、汝を7代にわたり呪ってやる」と言い残して息を引き取ったとされる。兵士は褒賞として小島の兜をもらった。しかしその後、兵士は突然病気で亡くなり、家族にも不幸が続き、家業もうまくいかなくなった。それを見かねた問屋の旦那様がお金を貸し、その代わりにと兜を差し出すと、今度は旦那様が急病になる。祈祷師にお祓いしてもらうと、祈祷師は「恨みの兜、兜を返せ」と告げた。そこで兜を兵士の未亡人に返し、未亡人は野辺地八幡宮に兜を納めた。
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