専門による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 08:32 UTC 版)
日本においては、次のような分類がなされる。 まず、特定の分野に特化した専門性の強い弁護士事務所はブティックと呼ばれる。広義の企業法務のうち、金融法務や知的財産(特に特許)、倒産について見られる。ブティック事務所は比較的小規模であることが多い。 これに対して、さまざまな分野を扱う弁護士事務所は、総合法律事務所と呼ばれ、日本の弁護士事務所の名称によく用いられる。ただし、総合法律事務所の中にも、一般民事を中心とするものから企業法務を中心とするものまでさまざまである。 また、かつては渉外性のある(=国際的な)企業法務に特化した弁護士事務所が渉外事務所と呼ばれていた。近年、国内においても急増した専門性の高い企業法務(M&Aやストラクチャード・ファイナンスなど)をこれらの弁護士事務所が担うようになり、もはや渉外案件に特化した弁護士事務所ではなくなっているが、これらの弁護士事務所は依然として渉外事務所と呼ばれている。
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