寺尾新とは? わかりやすく解説

寺尾新

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 02:48 UTC 版)

寺尾 新(てらお しん、1970年12月24日 - )は、日本キックボクサーで、元プロボクサープロレスラーである。東京都八王子市出身。ボクシング元日本フライ級2位、キックボクシングUKF東洋フェザー級初代王者。プロボクシングKSD杯フライ級優勝。

来歴

21歳で伊原ジムに入門しキックボクサーとしてデビュー。8戦経験し日本キックボクシング連盟ランキング入りを果たした。

1995年、開設されたばかり八王子中屋ジムに入門しボクシングに転向。同ジム第1号プロとして9月22日のデビュー戦を勝利で飾る。しかし2戦目はKO負け。

1998年5月18日、当時OPBF東洋太平洋フライ級王者でWBA5位・WBC7位にランクされていたマニー・パッキャオ後楽園ホールでノンタイトルを戦い、3度のダウンを奪われ1R2分59秒でKO負けを喫した。なお、この対戦は現在、パッキャオが日本で行った唯一の試合となっており、パッキャオと対戦した日本人は寺尾が唯一である(日本出身に広げた場合、在日コリアンの千里馬哲虎がフィリピンで対戦している)。

1999年7月3日、指名挑戦者としてセレス小林が持つ日本同級王座に挑戦。しかし9RでTKO負けを喫しこの試合を最後にボクシングを引退。通算16戦10勝(1KO)5敗1分。

ボクシング引退後

その後プロレスに転向し、インディ団体に所属して活動する一方、総合格闘技にも参戦する。

2005年頃、横浜アリーナジムでキックに復帰。

2006年9月23日、羽田真宏(白龍ジム会長)と変則ミクストルールマッチを戦った。

2007年9月2日、UKFジャパンの初代UKF東洋フェザー級王座を獲得。

戦績

プロボクシング

  • 戦績 16戦10勝(1KO)5敗1分


日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 1995年09月22日 4R 判定3-0 鈴木光一(青木) 日本
2 1996年01月26日 2R KO 佐藤幹一郎(新日本木村) 日本
3 1996年05月13日 4R 判定 五嶋雅浩(レイS) 日本
4 1996年07月02日 4R 判定 松浦広平(国際) 日本
5 1996年08月26日 4R 判定 柳直大(オークラ) 日本
6 1996年09月27日 4R TKO 今村政治(白井・具志堅S) 日本
7 1996年10月29日 1R KO 藤原聖文(ライオンズ) 日本
8 1997年06月02日 5R 判定 佐藤貴春(コーエイ工業小田原) 日本
9 1997年07月11日 5R 判定 五嶋一登(レイS) 日本
10 1997年08月29日 5R 判定 村松秀行(協栄) 日本
11 1997年10月24日 6R 判定3-0 長山俊一(石川) 日本
12 1998年01月04日 8R 判定2-0 岡五男(ワタナベ) 日本
13 1998年03月11日 8R 判定1-1 柳光和博(ワタナベ) 日本
14 1998年05月18日 1R KO マニー・パッキャオ フィリピン
15 1998年11月26日 6R TKO リキッチャイ・キットプラバット タイ
16 1999年07月03日 9R TKO セレス小林(国際) 日本 日本フライ級タイトルマッチ
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脚注

関連項目

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