実録阿部定とは? わかりやすく解説

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実録阿部定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/01 04:48 UTC 版)

実録 阿部定
監督 田中登
脚本 佐治乾
出演者 宮下順子
江角英明
音楽 坂田晃一
撮影 森勝
編集 山田真司
配給 日活
公開 1975年2月8日
上映時間 76分
製作国 日本
言語 日本語
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実録 阿部定』(じつろくあべさだ)は、1975年製作・公開の日本映画日活ロマンポルノの一作。カラー、シネマスコープ。

田中登監督、宮下順子主演。1976年のキネマ旬報では10位。

あらすじ

阿部定は、中野・新井の料理屋「吉田屋」の女中として働いていた時の主人、石田吉蔵と、荒川の尾久の待合「満左喜」で情事に耽っていた。行為は芸者の前でも、女中の前でも構わず続けられた。定は包丁で自らの腕を傷つけて吉蔵になめさせたり、首を絞めあったりと危険な行為を繰り返していた。 お金の無くなった定は、恩師である大宮先生を訪ねて春を売り、お金を貰う。 ラジオからは二・二六事件の放送が流れる。 首を絞められた体調を崩した吉蔵は一度、家に戻ると言い、嫉妬した定は吉蔵が寝ている間に首を絞めて殺す。 定は、過去に様々な地方を、職業を転々としたことを思い出す。 定は吉蔵の死体の局部を包丁で切り取り、「満左喜」を後にし、再び大宮先生を訪ねて体を預ける。 地方を逃亡する定だが、やがて猟奇事件は世間の話題となり、覚悟を決める定。通報により定の隠れ場所に警察がやってくるのであった。

スタッフ

  • 監督 - 田中登
  • プロデューサー- 結城良煕
  • 脚本 - いどあきお
  • 撮影 - 森勝 
  • 照明 - 小林秀之
  • 録音 - 木村瑛二
  • 美術 - 川崎軍二 
  • 編集 - 山田真司 
  • 音楽 - 坂田晃一
  • 助監督 - 飛河三義
  • 色彩計測 - 関寿之
  • 現像 - 東洋現像所
  • 制作担当者 - 栗原啓祐 

キャスト

  • 阿部定(中野・新井の料理屋「吉田屋」の女中、31歳) - 宮下順子
  • 石田吉蔵(中野・新井の料理屋「吉田屋」主人、41歳) - 江角英明
  • 大宮先生(定子の名古屋時代の恩師で愛人) - 坂本長利
  • 芸者 - 花柳幻舟
  • 按摩 - 五條博
  • 刑事 - 小泉郁之助
  • 「満左喜」の女中(荒川の尾久の待合) - 千草蘭
  • 定の父親 - 久松洪介
  • 吉蔵の妻 - 橘田良江
  • 「品川館」の女中 - 大谷木洋子
  • 用心棒 - 庄司三郎
  • - 谷文太
  • 古着屋の店員 - 水木京一

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