実弾が飛び交う
「実弾が飛び交う」という表現は、選挙戦などにおいて「金(現ナマ)を配って買収工作を行う」ことを婉曲的に示す言い回しである。「実弾」は現金を意味する隠語。「実弾をばらまく」ともいう。
「実弾」とは、そもそもは「空弾(空包)ではない本物の弾丸」を意味する語である。空弾は発砲時の音のみを再現するが、実弾には実体があって相手に到達する。
「飛び交う」という表現は「方々から入り交じるように飛ぶ」さまを指す。あちこちで何発も放たれているという意味合いの色濃い表現といえる。
紛争地域などの戦場における状況を叙述するような文脈では、双方が(睨み合いではなく)命を危険に晒しながら銃撃戦などの攻撃を繰り広げている、という意味で「実弾が飛び交う」という表現が用いられる。
選挙や政治にからむ動向について「実弾が飛び交う」という表現が用いられる場合は、票を集めるための手段として袖の下(現金)を贈ることを指している。
「実弾が飛び交う」の例文・使い方・用例・文例
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