字の異同
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 20:20 UTC 版)
蔡琰の字は『後漢書』では「文姫」であるが、『後漢書』の注釈にある『列女後傳』では「昭姫」である。このような漢字の違いは王昭君にも見られ、例えば石崇が彼女を題材として作った辞のタイトルは『王明君辞』となっている。これらは西晋の成立後に司馬昭の「昭」を避諱した結果である。晋代に成立した蔡琰の伝記は『後漢書』、『芸文類聚』、『太平御覧』等に収録されたため、避諱後の字である文姫が後世に広く伝わった。
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