子への投資
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/08 02:05 UTC 版)
親による子の保護が行われる場合、雄と雌ではその行動に差がある場合が多く、これも性的二形の原因となる。これは子に対する投資と呼ばれ、雄と雌ではどの程度子に対して投資をするのが適応的か、差があるのが普通である。(たとえば、ほとんどの雄は自分の配偶者が産んだ子が間違いなく自分の子であるという確信は持てない、など)。積極的に保護するのが雄の場合、雌の場合、両方が共に働く場合など、様々である。鳥や哺乳類では雌が主に保護する例が多いが、鳥でもタマシギのように、雄が抱卵する例もある。鳥では一般に雌は地味で雄が派手であるが、タマシギではこれも逆になっている。派手なのは異性に対する誇示の役割があり、性淘汰を受けると考えられるが、地味なのはむしろ抱卵時に目立たなくする保護色の意味があるかも知れず、その場合、こちらは一般的な自然淘汰の範疇に入るであろう。
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