姉小路公朝とは? わかりやすく解説

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姉小路公朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/25 22:30 UTC 版)

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姉小路公朝
時代 鎌倉時代中期 - 後期
生誕 不詳[1]
死没 文保元年9月23日1317年10月28日
別名 号:八條
官位 正二位権中納言
主君 亀山天皇後宇多天皇伏見天皇後伏見天皇後二条天皇花園天皇
氏族 姉小路家(閑院流)
父母 父:姉小路実尚、母:源兼氏の娘
兄弟 公尚、公朝、実昭
姉小路公尚の娘
実次、実富
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姉小路 公朝(あねがこうじ きんとも)は、鎌倉時代中期から後期にかけての公卿権中納言姉小路実尚の次男。官位正二位・権中納言。

経歴

文永7年(1270年従五位下叙爵。文永8年(1271年)従五位上に進み文永11年(1274年侍従に任ぜられる。建治3年(1277年左近衛権少将に任ぜられ、建治4年(1278年正五位下に叙される。弘安3年(1280年従四位下・右近衛権少将に叙任。弘安8年(1275年)従四位上に昇り、弘安11年(1278年正四位下・左近衛中将となる。

近衛府右近衛中将を経て、正安元年(1299年後伏見天皇蔵人頭に補される。正安2年12月(1301年2月)参議に任ぜられ公卿に列す。正安3年(1301年)3月伊予権守を兼任。同年4月に従三位に叙されるが、小除目により公朝と同日に参議に任じた持明院保藤・藤原俊雅らと共に辞任する。

徳治2年(1307年正三位に叙される。延慶3年(1310年従二位に叙され、正和2年(1313年)権中納言に任ぜられるが、僅か一ヵ月後に辞退。納言に任じた後着陣することは無かった。正二位に叙され、本座を聴される。文保元年(1317年)9月3日に出家し、23日に薨去した。

官歴

※以下、註釈の無いものは『公卿補任』・『姉小路家譜』の記載に従う。

  • 文永7年(1270年)正月5日:従五位下に叙爵。
  • 文永8年(1271年)正月5日:従五位上に叙す。
  • 文永11年(1274年)10月20日:侍従に任ず。
  • 建治3年(1277年)5月14日:左近衛権少将に任ず。
  • 建治4年(1278年)正月6日:正五位下に叙す。
  • 弘安3年(1280年)正月5日:従四位下に叙す。2月7日:右近衛権少将に遷る[2]
  • 弘安8年(1285年)正月5日:従四位上に叙す。
  • 弘安11年(1288年)正月5日:正四位下に叙す。2月10日:左近衛中将に転ず。
  • 永仁7年(1299年)4月24日:右近衛中将に転ず。
  • 正安元年(1299年)4月26日:蔵人頭に補す[3]。当時正四位下・右近衛中将。
  • 正安2年12月22日(1301年2月1日):参議に任ず。
  • 正安3年(1301年)3月14日:伊予権守を兼ぬ。4月5日:辞任。従三位に叙す。
  • 乾元2年(1303年)頃:伊予権守を辞す。
  • 徳治2年(1307年)11月1日:正三位に叙す。
  • 延慶3年(1310年)5月11日:従二位に叙す。
  • 正和2年(1313年)8月7日:権中納言に任ず。9月6日:辞退(任大臣後未着陣)。9月20日:正二位に叙す。本座を聴す。
  • 文保元年(1317年)9月3日:出家。9月23日:薨去。

系譜

  • 父:姉小路実尚
  • 母:源兼氏の娘
  • 妻:姉小路公尚の娘
    • 長男:姉小路実次(1300-1335)
  • 妻:不詳
    • 次男:姉小路実富(?-1353)

脚注

  1. ^ 1250年-1265年頃か
  2. ^ または右近衛権少将。
  3. ^ 『蔵人補任』後伏見院。または4月27日。



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