失業の分類と理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 15:04 UTC 版)
失業には自発的失業、摩擦的失業、非自発的失業の3様態がある。この分類は、ジョン・メイナード・ケインズによってなされたものである。 自発的失業 景気の良し悪しとは無関係に存在する(自然失業率)。自己の意思により失業を選択している、あるいはより良い労働条件を求めて自分の意志で失業すること。 摩擦的失業 景気の良し悪しとは無関係に存在する(自然失業率)。後述を参照。 非自発的失業 完全失業(完全失業率)。現行の賃金で就職を望んでいるにもかかわらず、自ら望まない形で失業していること。 失業者 = 自発的失業者 + 摩擦的失業者 + 非自発的失業者。 潜在成長率が、実際の経済成長率と等しくなった場合、「非自発的失業」は無くなるとされている。
※この「失業の分類と理論」の解説は、「失業」の解説の一部です。
「失業の分類と理論」を含む「失業」の記事については、「失業」の概要を参照ください。
- 失業の分類と理論のページへのリンク