天王山古墳 (春日井市)とは? わかりやすく解説

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天王山古墳 (春日井市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/04 00:58 UTC 版)

天王山古墳
所在地 日本
愛知県春日井市大留町840
位置 北緯35度15分26.11秒 東経137度01分30.00秒 / 北緯35.2572528度 東経137.0250000度 / 35.2572528; 137.0250000座標: 北緯35度15分26.11秒 東経137度01分30.00秒 / 北緯35.2572528度 東経137.0250000度 / 35.2572528; 137.0250000
形状 円墳
規模 墳径約28m、高さ約4.5m
出土品 二重口縁壺、高坏
築造時期 4世紀
地図
天王山古墳
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天王山古墳(てんのうざんこふん)は愛知県春日井市にある古墳

概要

春日井市大留町の集落内、庄内川自然堤防上(標高約32メートル)に位置する円墳で、春日井市教育委員会によって2004年平成16年)に測量調査が、2007年(平成19年)にはトレンチ3ヶ所を設定しての発掘調査が行なわれた。2009年7月時は住宅地の中に残る単なる竹林だったが、その後、周囲は天導塚公園として整備された。

規模と構造

築造時の墳径28メートル、高さ4.5メートルと推定されており、かつては墳丘上に小さな社が置かれていた。従来、墳丘南側斜面の削平と先の社への通路以外は比較的に良好な状態と考えられていたが、2007年の調査で墳丘西側が中腹から削平されていたことが判明している。また、同調査で葺石が検出された。主体部や周溝は確認されていない。

出土品

2007年の発掘の際に赤彩を施した二重口縁や高坏が出土した。従来は古墳時代後期(6世紀頃)の築造と考えられていたが、現在では出土品から古墳時代前期(4世紀頃)の築造と考えられている。

参考文献

  • 春日井市教育委員会民俗考古調査室 編 『味美二子山古墳の時代』第一分冊 春日井市、1997年
  • 春日井市教育委員会 編 『尾張古代史セミナー(7)』 春日井市教育委員会、2003年

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