天然物の構造決定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/12 18:59 UTC 版)
目的とする作用を持つ天然物を単離したならば次に構造決定を行なう。古くは元素分析と分解反応による構造決定が行なわれていたが、現在ではこれはほとんど機器分析によってとって代わられている。高分解能の質量分析法により分子式が決定でき、赤外分光法や核磁気共鳴分光法によりどのような官能基や部分構造を持つかが決定できる。特に二次元NMRでは炭素原子がどのように連結しているかを決定するのに有用な情報が得られる。もし単結晶が得られればX線構造解析により直接構造を決定することができる。
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