天然物の単離
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/12 18:59 UTC 版)
有用な物質を発見するために、すでに有用な作用が知られている生物体からその作用をもたらしている物質を単離する。古くは蒸留や再結晶、酸や塩基などによる分画などにより目的物質を単離していたが、現在ではそれに加えてクロマトグラフィーによる分画が多用される。分画された各フラクションについて作用の有無を調べ、目的とする天然物がどこのフラクションに含まれているかを確認する。そのフラクションがまだ混合物であるなら、さらに分画を行ない単一化合物となるまで繰り返す。
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