大沢博 (心理栄養学者)
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大沢 博(おおさわ ひろし、1928年〈昭和3年〉9月15日[1][2] - 2020年〈令和2年〉5月6日[3])は、日本の心理栄養学者。岩手大学名誉教授。
来歴
群馬県富岡市出身[3]。1949年(昭和24年)群馬師範学校を卒業し[2]、1952年(昭和27年)に東京文理科大学を卒業した[4][2]。
1952年(昭和27年)前橋少年鑑別所法務技官、1953年(昭和28年)前橋市立女子高等学校教諭を経て1956年(昭和31年)岩手大学学芸学部助手[2]。1959年(昭和34年)同講師、1963年(昭和38年)同助教授、1972年(昭和47年)教育学部教授[2]。1977年(昭和52年)附属看護学校長、1983年(昭和58年)附属中学校長[2]。1994年(平成6年)に名誉教授となる[3]。
石川啄木の病跡学的な研究書も刊行した。日本心理学会、日本教育心理学会、日本病跡学会会員[2]。
2009年(平成21年)、瑞宝中綬章を受章[1]。2020年(令和2年)5月6日、肺炎により群馬県内の病院で死去した。91歳没[3]。死没日をもって正四位に叙される[5]。
著書
- 『石川啄木の秘密』光文社<カッパブックス>、1977年
- 『東海の小島の磯ー啄木短歌の心理学ー』洋々社、1978年
- 『啄木短歌の心理学』洋々社、1988年(増補改訂版)
- 『石川啄木の短歌創造過程の心理学的研究』桜楓社、1986年
- 『食原性症候群』ブレーン出版、1986年
- 『心理栄養学』ブレーン出版、1994年
- 『悲哀と鎮魂ー啄木短歌の秘密ー』おうふう、1997年
- 『食原性低血糖症』ブレーン出版、1998年
- 『子どもも大人もなぜキレる』ブレーン出版、1998年
- 『その食事では悪くなる』三五館、1999年
- 『食事で治す心の病』第三文明社、2003年
- 『食事で治す心の病 PartII』第三文明社、2004年
- 『食事崩壊と心の病』第三文明社、2007年
脚注
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