大工道具入れとしての道具箱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 09:32 UTC 版)
「道具箱」の記事における「大工道具入れとしての道具箱」の解説
鋸、鉋(かんな)、鑢(やすり)、鑿(のみ)、錐、玄能、木槌、墨壺、指矩(さしがね)などを収める。最近ではプラスチック製で内部に水が浸入しない構造の箱を使う者が多いが、かつての大工は自分の道具を持ち運ぶために自作していた。江戸時代の絵には大工が仕事をする際に筵(むしろ)を広げた上に道具箱を置いている(地面に直接道具箱を置かないのが大工の心意気とされた)様子が描かれている。また、腕のいい大工は道具を大事にすることから大工の腕の善し悪しを見抜くには道具箱を見よといい、いい加減な大工は道具箱を作らず叺(かます)袋に道具を入れることから秋田県の方言では腕の悪い大工を指して「かまし」「かましでぐ(叺大工)」という。
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