大堀川 (千葉県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 大堀川 (千葉県)の意味・解説 

大堀川 (千葉県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/07 07:59 UTC 版)

大堀川
青葉橋から下流方向を望む
水系 一級水系 利根川
種別 一級河川
延長 6.9 km
平均流量 0.71 m3/s
流域面積 31.0 km2
水源 千葉県柏市十余二
水源の標高 -- m
河口・合流先 手賀沼(千葉県)
流域 千葉県流山市柏市
テンプレートを表示
地図外部リンク
Geoshapeリポジトリ 国土数値情報河川データセット
大堀川 8303030151 利根川水系 地図
大堀川(流山おおたかの森駅付近)

大堀川(おおほりがわ)は、千葉県北西部を流れる一級河川利根川水系の支流である。

地理

千葉県流山市おおたかの森北付近に源を発し、はじめは南に流れ、新駒木橋付近で流路を東に変えて流れる。途中、こんぶくろ池方面から流れてきた水など(地金掘)を合わせながら手賀沼に注ぐ。流山市駒木と流山市美田の境界付近より下流が一級河川に指定されている。

歴史

歴史ある寺社が育んできた社寺林を中心とした樹林環境が、昔のままあまり変わらないで残っている。古くは米づくりを生業としていたこの地域では、五穀豊穣と家内安全を祈願する民俗文化や、水を支配するといわれる龍神への信仰もある[要出典]

江戸時代、利根川手賀沼でとれたウナギが人気だった。利根川からのものは布施から、手賀沼からのものは戸張から大堀川の方へ集められた。 布施から約一時間の大堀川で、高田の台地(千葉県柏市)から流れ出る清水につけてそのウナギの生気を取り戻したという。そして加村(現流山市)へ送られた。 そのことから、「ウナギの水切り場」という史跡が残されている。

水源

支流である地金掘の水源、こんぶくろ池や弁天池などは自然湧水であるが、大堀川本川やその他の支川はすべて生活排水や雨水が水源となっている。[1]

支流

橋梁

上流より

流域の公園・施設等

上流より

大堀川リバーサイドパーク

大堀川リバーサイドパーク

大堀川リバーサイドパークとは、大堀川沿いに整備された人・自転車専用の遊歩道である。延長は3.77kmあり、2007年3月18日に全面開通[2]した。桜の植樹が進められており、3月下旬から4月上旬にかけて桜が見ごろになる[3]

北千葉導水路

北千葉導水路は一部の大堀川沿いに敷設されており、途中には大堀川注水施設がある。そこから一部の水が浄化用水として大堀川に流されている。近年、大堀川にサケが遡上したのは大堀川の水がきれいになったからという説もあるが、実際は北千葉導水路から流入した利根川の水で勘違いをしたものと考えられている。

樋管

大堀川の支川のひとつ。天神前樋管付近にて

大堀川には支川への逆流防止のため、いくつかの樋管が存在する。
上流より

  • 駒木第二樋管
  • 駒木第一樋管
  • 遠上樋管
  • 後原下樋管
  • 天神前樋管
  • 寺前樋管
  • 西前田樋管
  • 内野樋管
  • 谷中上樋管
  • 谷中下樋管
  • 篠塚樋管
  • 篠篭田橋樋管
  • 初音樋管
  • 羽中樋管
  • 木崎台樋管
  • 木崎樋管
  • 地金堀樋管
  • (名称不明)
  • 柏下樋管

生態系

大堀川には、コイフナをはじめ、クチボソ、川エビ、さらにはサケも迷い込む。また、キジやカワセミなどの野鳥の生息空間ともなっている。

水質

近年の化学的酸素要求量(COD)の値の動き(測定場所はすべて北柏橋、値は公共用水域水質測定地点一覧(河川)34北柏橋による)

年度 COD(mg/L)
1998 11
1999 10
2000 9
2001 8.6
2002 8.8
2003 6.8
2004 5.7
2005 5.6
2006 6.1

参考文献

外部リンク





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大堀川 (千葉県)」の関連用語

大堀川 (千葉県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大堀川 (千葉県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大堀川 (千葉県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS