大和警察署 (宮城県)とは? わかりやすく解説

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大和警察署 (宮城県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 03:52 UTC 版)

宮城県大和警察署
都道府県警察 宮城県警察
管轄区域 富谷市黒川郡大和町(学苑(2番2及び2番3)を除く)、大郷町大衡村
交番数 2
駐在所数 8
所在地 981-3625
宮城県黒川郡大和町吉田字北谷地27番地の1
外部リンク 大和警察署
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大和警察署(たいわけいさつしょ)は、宮城県警察が管轄する警察署のひとつである。1887年吉岡警察署として発足し、1981年に改称した。

管轄区域

所在地

歴史

大和警察署の淵源は、1875年(明治8年)に近代警察を発足させた行政警察規則の施行により、宮城県古川に宮城県警察掛第二出張所(後の古川警察署)が置かれたときにさかのぼる。このとき黒川郡吉岡に古川出張所に属する吉成屯所が置かれた[1]。当時県内には後の警察署に相当する4出張所があり、屯所は合計10あった。翌年に配置変更があって5出張所16屯所になり、吉岡屯所は仙台の第一出張所の下、その五番屯所と称した[2]。その翌年、1877年(明治10年)に呼称の変更があり、番号をやめ、屯所を分署に改称して仙台警察署吉岡分署になった[3]

1886年(明治19年)8月に一郡一警察署の原則が決定されると、吉岡分署は黒川郡の警察署として吉岡警察署に昇格した。署長は警部の階級を帯びるべきであったが、このときは一時に警察署が増えたため資格者が足りず、初代署長には三浦孝之を署長心得として任命した。翌年には小村直貫警部補が中新田警察署と兼務した[4]。やがて警部が署長に任じられるようになったが、県内では比較的小さな警察署であった。

  • 1875年(明治8年) - 古川出張所の下に吉岡屯所が置かれた。
  • 1878年(明治9年) - 第一出張所(仙台)の下の五番屯所になった。
  • 1885年(明治18年) - 仙台警察署吉岡分署に改称。
  • 1887年(明治20年) - 吉岡警察署に昇格。
  • 1948年 - 警察法改正により、吉岡地区警察署と改称。
  • 1954年 - 新警察法の施行により、吉岡警察署と改称。
  • 1981年 - 大和警察署と改称。
  • 2015年 - 関東東北豪雨で大和警察署が浸水被害に遭う[5]

定員

組織

  • 署長(警視)
  • 副署長(警視)
  • 警務課
  • 交通課
  • 生活安全課
  • 刑事課
  • 地域課
  • 警備係

交番

  • 富谷交番
  • 成田交番

駐在所

  • 宮床駐在所
  • 鶴巣駐在所
  • 落合駐在所
  • 吉田駐在所
  • 大衡駐在所
  • 大郷駐在所
  • 田布施駐在所
  • 大松沢駐在所

脚注

  1. ^ 『宮城県史』第7巻165-166頁。
  2. ^ 『宮城県史』第7巻168頁。
  3. ^ 『宮城県史』第7巻169頁。
  4. ^ 『宮城県史』第7巻189-191頁。
  5. ^ <宮城豪雨1年>水害教訓 急がれる対策 - 2016年9月7日 河北新報
  6. ^ 『宮城県史』第7巻188頁。
  7. ^ a b c 『宮城県史』第7巻231頁。

参考文献

  • 佐々久「警察」、『宮城県史』第7巻、ぎょうせい、復刻版1987年。初版は宮城県史刊行会、1960年。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯38度26分8.7秒 東経140度53分25.6秒 / 北緯38.435750度 東経140.890444度 / 38.435750; 140.890444




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