大乗論書に対する注釈
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『摂大乗論釈』(Mahāyānasaṃgraha-bhāṣya) - 無著『摂大乗論』に対する注釈。 『大乗荘厳経論(Mahāyānasūtrālaṃkāravyākhyā) - 弥勒の頌に対する注釈。漢訳は無著造とする。 『中辺分別論』(弁中辺論・Madhyāntavibhāga-bhāṣya) - 弥勒の頌に対する注釈。 『六門教授習定論』 - 無著の頌に対する注釈。 『法法性分別論』(Dharmadharmatā-vibhaṇga-vṛtti) - 弥勒の著作に対する注釈。 『順中論義入大般若波羅蜜経初品法門』 - 漢訳は無著菩薩作とするが、吉蔵『中論序疏』の伝承では天親(世親)作。大竹晋は世親作とする。 その他、漢訳『中論』では「龍樹菩薩造・梵志青目釈」となっているが、僧祐『薩婆多師資伝』(逸文)の伝承では、青目を世親とする。また、『百論』では「提婆菩薩造 婆藪開士釈」となっているが、同様に僧祐『薩婆多師資伝』では婆藪開士を世親とする。
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